平成29年度バイオ燃料電池プロジェクト

私たちは酵素や微生物を触媒に用いたバイオ燃料電池を、酵素を扱う班(酵素班)と微生物を扱う班(微生物班)とで分かれて製作してます。酵素を利用したバイオ燃料電池を酵素燃料電池(EFC)、微生物を利用したものを微生物燃料電池(MFC)と言います。廃棄物などを電気エネルギーに変え、社会に還元させるバイオ燃料電池の開発を目指しています。

活動内容

学生代表 吉本広喜・2年・理工学部電気電子システムコース
コメント 私たちバイオ燃料電池プロジェクトは廃棄物から電気を取り出し、実際に社会に役立てることを目標に活動しております。昨年から活動を続けている微生物班は、徳島で有名な藍染の染色液の廃液の中の微生物を利用した電池を製作し、微量でありますが電流を取り出すことができました。今年度はより多くの電流を取り出せるように電池を改良し、最終的には藍染工房に補助電源として設置する形を目指しています。今年から発足した酵素班では、家庭で出るゴミを燃料にライトや携帯の充電ができる小型の酵素燃料電池の作製を目指しております。ゴミも有効活用できる人のライフサイクルを是非とも実現させてみたいですね!しかし、私たちの活動は何度も壁にぶつかることが多く、自分達の予想通りに事が進むことはなかなかありません。それでも、少しづつでも前に進み、いつか大きな成果を得られるよう頑張っていきます。
部員数 20名
活動 微生物班はより多くの電流値を得るために自作のMFCの改良と、藍染の理解を深めるため染色液を自作します。酵素班は酵素を電極に固定する方法を調査し、実際に簡易的な酵素燃料電池を製作します。定期的に新規メンバーにバイオ燃料電池について知ってもらうためや自分達の足りない知識を補うために勉強会を行います。また今年度も徳島大学で開催される科学体験フェスタに参加し、地域の人々に活動で得た知識の発信を行います。
今年度の目標
  • 酵素燃料電池の作製と評価
  • 自作MFCの電流値の上昇
活動実績  2016徳島学生ビシネスプラン道場 【グッドプラン賞】
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年間スケジュール

4月
5月 ・プロジェクト審査会
・仁生イノベーショングラント審査
6月 実験
7月 実験
8月 科学体験フェスタ出展
9月 仁生イノベーショングラント中間報告会
10月 実験
11月 ・中間発表会
・仁生イノベーショングラント中間報告会
12月 和歌山合同発表会
1月 分析
2月 最終報告会
3月 仁生イノベーショングラント最終報告会